振動編と改善提案
「つれゼロワッシャー」はボルトを締め付ける時に、「供回りしない」目的だけに有効なのではありません。外に、他社製品の緩み止め機能を12~16倍以上に劇的に改善する効果があります。つまり★振動に超強い!
市販に様々なメーカーの「緩み止めナットやワッシャー」が紹介されていますが、振動緩み試験を(ボルトをガッチリ固定して)「ナット単体」で実施しています。が、ナットは必ずボルトと一緒に使うので、ボルトと共にテストしないと意味がありません。主役はボルト。実際にテストしてみると、(ナットは確かに(メーカーの言う通り)回らないのに)ボルト頭が回って緩むケースが続出しました。
数社の以下の海外製のワッシャーがあります。ナット側に使用する分には「優れた緩み止め機能」を発揮します。実験して
みて、確かに素晴らしい!
が、泣き所があります:ボルト側に同時使用するとボルトが「連れ回って」二枚のワッシャ―間に隙間を生じ、ガタとなって
早期に緩む場合があります。ガタを埋めようとボルト頭を締め直すと、逆にナット側に隙間が生じる(=隙間が移動する)
イタチごっこが起きるので厄介です。ボルト側にスパナを嵌めて回り止めをしますが、回り止めが利くまでの間「連れ回りを続ける」ので、必ず隙間が生じる宿命があります。
締め終わった時に、両方のワッシャー内に空隙が無いのを目視で見極めるのは至難です。
試験の通り、ボルト側に「つれゼロワッシャー」を併用すれば問題が解決し、しかも緩み止め効果が12倍以上に機能が改善されます。「つれゼロワッシャー」自体に緩み止めの機能はありませんが、ボルトを床面にしっかり固定するので結果的に「二枚組ワッシャー」が本来の機能を100%発揮する結果です。
ナット自体は「優れた緩み止め効果」を発揮しますが、問題はボルト側です。無防備で対策が無いので、振動を受けると早期に回ってしまいます。
試験の通り、ボルト側に「つれゼロワッシャー」を併用すれば問題が解決し、しかも緩み止め効果が16倍以上に機能が改善されます。「つれゼロワッシャー」自体に緩み止めの機能はありませんが、ボルトを床面にしっかり固定するので結果的に「ツインナット」が本来の機能を100%発揮する結果です。